A介先生のすっぴんマナー講座

第29話「雨ニモマケズ風ニモマケズ……「感謝」」

A介先生のすっぴんマナー講座

アラサー・ダメ女子B子は、“美の伝道師”A介の導きによって変身できるのか!? 豪華監修でお届けする『すっぴん格上げ講座』。今回は、美しい女性に必須のスキル「コミュニケーション編」をお届けします。

A介先生の指導のおかげで、職場での人間関係がスムーズになり、周囲から頼りにされることが増えてきたB子。ところが、順風満帆な中、一人だけ厳しく接してくる先輩が……。

「もしかして、嫌われてる?」と感じたら、気持ちをスイッチ!

〜オフィスにて〜

じゃあ、次はこのプロジェクトのリーダーをB子くんにお願いしようかな。

えっ、私ですか!?

取引先の部長からぜひB子くんをと指名があったんだよ。あっ、そうだ。来週、新規クライアントとの打ち合わせがあるから、日程をあけておいてもらえるかな?

ありがとうございます! がんばります!

おめでとう、B子! 最近、絶好調じゃない。悔しいけど、部長が新規クライアントに会わせたくなるのもわかるな。

B子センパイ、アコガレちゃいますぅ〜! D美もがんばろ〜!

陰口を叩いていた同期のG代に恋のライバルD美ちゃんまで……。

よっ、B子。プロジェクトリーダーおめでとう。

あっ、憧れのC太くんっ!

今度飲みに行かない? 大活躍のB子に、ちょっと相談したいことがあってさ……。

も、もももももちろん!! やった〜、A介先生のおかげでコミュニケーションも絶好調。なんて順風満帆な毎日なの〜!

フン、調子に乗ってんじゃないわよ。

ハッ! F江先輩……。

〜バーにて〜

なるほど。せっかくビジネスチャンスとラブチャンスをモノにできるようになったところで、ラスボスのF江が立ちはだかってるワケね。

う〜ん、気にしないほうがいいのかなと思いつつ、やっぱり誰かに嫌われると凹みます。あまり目立たないほうがいいのかな……。ほんとオフィスっていろんなトラブルがあって、さすがのB子も疲れちゃいました。

ノン・ノン・ノン。自分のことを嫌っている人がいるからって小さくなると、アナタを悪く思っていない人へのイメージもダウンしかねないわよ。たとえF江先輩からどんなに嫌われようとも、堂々としていなさい!

そうですよね! これから頑張らなきゃいけないんだし。F江先輩なんて、こっちから嫌ってやる!

それもちょっとねぇ……。コミュニケーションは映し鏡だから、お互い嫌い合っているとどんどん関係が悪化しちゃうの。「あの人は私のことが嫌いなんだ」とか「むこうが悪い」って思うんじゃなくて、「先輩は私のことが苦手なんだな。私、イイ人なのに!」という考え方にスイッチすると、辛くなくなるわよ。

ふむふむ。「私はこんなに魅力的なのにF江先輩はそれに気づいてないなんて……。どうやって私の魅力を伝えてあげれば……!?」って考えるようにしてみます。

そう、その調子。 ネガティブな印象をポジティブに変えていくために、まだまだできることはあるはずよ!

悪印象をリカバリーするには「毎日挨拶」

確かに、F江先輩とは初めの印象があまりよくなかったからなぁ……。まだ新人だったころ、先輩と一緒に行く打ち合わせに寝坊して、なんとか間に合ったんですけどメイクも中途半端なら髪もボサボサで……。そのあとも何かとミスをサポートしてもらって。やっぱり、初めに失敗しちゃうと、取り返すのに苦労するものなんですね。

うーん。取引先の相手とかだったら、初め失敗しても次に会うときにこれでもかってくらい身だしなみに気をつければ、「あれは何かの間違いだったんじゃないか」と思ってもらえて、印象をリカバリーすることができるんだけどね。

頻繁に会うわけじゃない仕事相手だと、そういう特効薬があるんですね。

「この前はみっともないところお見せしました」って自分から失態に触れてしまうのもアリ。みんな何かしら失敗をしながら生きてきてるワケだから、「そんなこと、誰にだってあるよ」と理解してくれるはずよ。

でも、今わたしが悩んでるのは毎日顔を合わせるF江先輩なんです〜。

そうねぇ。毎日会う人には、じっくり時間をかけて全身に効いていく漢方薬のような方法が必要ね。まぁ、カンタンなことなんだけど。

もったいぶらずにさっさと教えてくださいよ。今回でコミュニケーション編は最終回なんですから、尺も限られてるんですよ。

コラ、大人の事情ッ!! ゴホン。その方法とはズバリ……“挨拶”よ。

え〜、挨拶ぅ? そんなのでどうにかなるもんですかねぇ……。

そんなコト言って、アナタ、ちゃんとF江先輩に毎日挨拶してるの?

うっ……。入社当時はちゃんとしてたんですけど、ミスが重なったあと、何度か先輩にスルーされたことがあって。そこで心が折れて、最近は挨拶しなくなってました……。

ダメねぇ。相手が返してくれるようになるまで、めげずに毎日挨拶してごらんなさい。半年間根気よく挨拶を続ければ、相手からの印象も変わってくるハズよ。

そこまで実践しても仲良くなれないなら、もう気にしないようにしなさい。相手にするだけ疲れるだけだから。

ダメならダメで割り切ってしまっていいんですね。そう考えると気がラクになります。じゃあ、頑張ってやってみようかな。

「ありがとう」はコミュニケーションに効く魔法の言葉

よしよし、やる気に満ちてるわね。いい調子だわ。そんな絶好調のB子ちゃんに、世界でいちばん相手を幸せにしてあげられる言葉を教えてあげるわ。

そ、そんな魔法の言葉が……!?

それはズバリ……「ありがとう」よ。

なるほど、感謝の気持ちですか。F江先輩にはミスをサポートしてもらったり、たくさん指導してもらったりしてきたけど、ちゃんとお礼できたことがないなぁ……。

ただ「ありがとう」と言うだけじゃなく、伝えるときにはテクニックも必要よ。試しに、アタシに感謝してごらんなさい。

えっ……A介先生に感謝、ですか?

何よ。アナタがここまで成長できたのは誰のおかげだと思ってるワケ!? いつもたっぷりお世話してもらってて、感謝してもしきれないくらいでしょッ!

その分、ボコボコにメンタルをやられてもいるんですが……。えーと、あの、いつもありがとうございまぁす……。

声が低いし感情もこもってないから、全ッ然うれしくない!! もう二度と親切にしてやりたくないわ。B子の悪いウワサを職場で流して、これまで培った印象をガクンと下げてやりたいくらい。

F江先輩よりも陰湿!? 「敵は本能寺にあり」とはまさにこのこと……!

「ありがとう」と伝えるときは、声や仕草に感謝や喜びの気持ちをきちんと乗せること!テクニックとしては、「ありがとう」の前に軽くひと息吸うことね。

う〜ん、でもこれ、照れますね。なかなかタイミングを見つけられなさそう。

だったらあえて1対1では伝えないっていう方法もアリよ。朝礼のスピーチのとき、みんなの前で感謝を伝えたり。

いいですね、朝礼。毎回何について話すか迷うし。

本人がいない場で、共通の知り合いに「F江先輩には感謝してる」って話しておくのもイイわよ。後からその人が「B子がこんなことを言ってましたよ」って伝えてくれたら、印象がかなりよくなるでしょう。

確かに、第三者から聞くと、直接お礼を言われる以上にうれしくなるのわかるなぁ。お世辞じゃない感じがするっていうか。

あとは手紙ね。今ってメールやラインですぐ気持ちを伝えられるけど、時間をかけて作ったものや、自分だけのために用意されたものはやっぱり格別なのよ。

そういえば、もうすぐF江先輩の誕生日を部署でお祝いするんです。そのときに手紙を渡してみようかな……。

ナイスアイデアね。おしゃれなメッセージカードを買って、丁寧な字でメッセージを書いてごらんなさい。「わざわざ買いに行ってくれたんだ」とか、「何度も書き直してくれたんじゃ」と考えてもらえて、グッと印象がよくなるはずよ!

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